カラー印刷は4色だけじゃない? 表現力が上がる特色の世界 ~全7色のスペシャルカラー ネオンピンク 編~
- 2023年6月23日
- 高精細印刷
☟ 以前ご紹介した、スペシャルカラー「金・銀」編はコチラ!
ここでもう一度、スペシャルカラーの特長・メリットをおさらいしますと、
- コストを抑え、短納期で金や銀やクリア、蛍光色を印刷することができる
- 金や銀などを使用することで、印刷物に高級感や特別感をもたらすことが
できる - 色の重ね方をうまく駆使し、デザインの幅を広げることができる
- 箔押しで使用する箔の金型作成や光沢フィルム貼り加工が不要になるので
コストを抑えるだけでなく環境に配慮した印刷ができる
となります。
今回は、弊社・ナレッジクライマー(能登印刷)にて導入いたしました、最新鋭POD(プリントオンデマンド)機で使用可能な全7色のスペシャルトナーの中から、「金・銀」に続き、蛍光オレンジや朱赤をしっかりと表現できる「ネオンピンク」の実例をご紹介いたします!
貴重な証書や賞状でもトラブルなしで朱赤を綺麗に表現!
目立つ蛍光オレンジで他社と差別化!
よく目にする「賞状」や「証書」などの右下部分に、朱色の四角いハンコが印刷されているのをご存じでしょうか? この「ハンコの朱色」は、基本の4色(CMYK)では、なかなかうまく表現することができません。
賞状や証書、帳票などの印刷には、金赤や朱赤といった、特色インキを使用していましたが、以下のような課題が発生していました。
- 通常のオフセット印刷では、擦れによる汚れや乾燥不良での裏写りなど、
トラブルが起こることがあった - 卒業証書などは貴重な印刷物であるため細心の注意が必要だった
- 少部数で特色印刷をするとなるとコストもかかり、納期が伸びてしまう
ことを懸念する声も
この問題を解決すべく、このたび導入したのが「スペシャルカラー ネオンピンク」です。この「ネオンピンク」を導入した結果マゼンタやイエローと掛け合わせることで、コストを抑えながらも「金赤」や「朱赤」の再現が可能になりました!
また、「ネオンピンク」を使用することで、
- 通常の掛け合わせでは濁ってしまうオレンジも、綺麗に発色させることが
できるようになった - ネオンピンクはデジタル機で使用するため、乾燥が不要となり、
印刷トラブルが起こりにくくなった - 刷版や特色インキが不要になり、工程も省力化できるため、製造コストを
抑えられる
といった効果も生まれました。
最後にこのネオンピンクを使用して印刷した実例を2つ紹介いたします。
① 学童野球チーム 松任ブルーウイングス 様 卒団証書
証書右下ハンコの朱肉の色を濁らずに再現しながらも、トラブルフリーで印刷いたしました。
② 高松機械工業株式会社 様 名刺
コーポレートカラーのオレンジをさらに目立たせた、蛍光オレンジの社名ロゴで差別化を図りました。また、社名ロゴとお名前を同時印刷できるため、ベースの在庫管理が不要になりました。
このように、スペシャルカラーを活用することで、アイデア次第で表現の幅が大きく広がり、コストを抑え、トラブルなく発色が難しい色を印刷したり、他社との差別化を図る印刷物の制作が可能です。
思わず手に取りたくなるような印刷物の作成をお考えの方、弊社・ナレッジクライマー(能登印刷)で企画・デザインからお手伝いさせていただけますので、まずはお問い合わせフォームより、お気軽にご相談ください。