作品一つひとつの輝きや美しさを閉じ込めた、展覧会を体感・追体験できる図録を制作！│中村元風展

• 2024年6月12日
• 高精細印刷

「芸術とは、輝きの創出である」との信条のもと、光や色から構成される「輝き」を一貫したテーマに据え、アートとサイエンスの両面で追求し続けている中村元風氏。芸術家であり科学者である中村氏は、金属、鉱物、水などに熱を加え化学合成し生み出した独自素材を用いて作品制作を行っています。

芸術と科学の力で「奇跡の輝き」を生み出す「中村元風展」とは？

日本各地の百貨店等で開催されている「奇跡の輝き 中村元風展」は、光り輝くような鮮やかな陶磁作品が並ぶ、現代美術家・科学者である中村元風氏の個展です。

そんな日本全国で展開する「中村元風展」の各展覧会の図録を、個展が開催されるごとに、弊社でデザイン、画像の処理から印刷、製本までお手伝いさせていただいております。

▶ 「中村元風」

ご発注いただいた経緯

以前弊社で制作させていただいた、加賀九谷陶磁器協同組合 様の「九谷焼開祖前田利治公顕彰碑建立記念誌」をきっかけに長年お付き合いをさせていただいており、「中村元風展」開催に合わせて図録を制作することになりました。これまで、全国の百貨店での個展開催ごとに1冊ずつ、計10冊以上の図録を制作させていただいており、各地で少しずつ表紙のデザインや内容を変更して制作しています。

そこで今回ご紹介するのは、広島・福屋八丁堀本店で、2024年3月に開催された展覧会の図録です。

お客様のご要望

 また、内容や詳細に関するご要望として、

がありました。

そこで、これまで制作させていただいた図録からイメージを一新。作品の「輝き」を図録を通して体感し、より作品の迫力を演出する図録を作成したのが、今回の広島・福屋八丁堀本店で開催された個展の図録です。

今回の広島・福屋八丁堀本店開催「中村元風展」図録は大幅に仕様変更したカバー仕立て！

表紙は今までの図録にはなかった、PP加工のカバーを追加。表紙カバーの画像は、新作の作品である「〇△□」を拡大したものになっています。

また、図録そのもののサイズは、従来の図録は210mm×257mmや200mm×200mmなど、正方形に近いサイズのものが多かったのですが、今回は285mm×225ｍｍと少し大きめの長方形の図録に変更しました。

作品の写真は、作品の細部まで見ていただくため、そしてダイナミックさを表現するために大きめに掲載。図録が少し大きくなったこともあり、ページをめくるたびに作品の迫力と美しさに毎度言葉を失います。

図録の紙は、安価で質が良い「b7トラネクスト」を使用。ずっしりと重いものではなく、手軽に手に取れるパンフレットのような仕様になっています。

デザイン・画像補正のこだわり

デザイン・画像補正作業では、繊細で奥の深い作品ひとつひとつを、現物のように再現して魅せることを心掛け、展覧会のイメージに合わせて、レイアウト配置のバランスなども考えながら丁寧に作業いたしました。

また、図録のこだわりはひとつひとつの画像にも詰まっています。

画像補正では、図録のイメージに合わせて、作品の床部分への映り込みを合成。その他、約20点の画像を、見る人が図録から現物の作品のような質感や立体感、色味を存分に味わえるよう、影や光を意識して加工調整させていただきました。

作品の白い艶が入りすぎて作品全体が見づらくならないように光を抑えたり、特に金色の部分がある作品では、金の輝きをいかにして出すか、コントラストを調整しながら補正。また、階調を崩さないよう、明るい部分も暗い部分も均等に見えるように、細かい調整を施しました。

印刷面では、高精細な印刷技術で、細かい色合いの変化や濃淡を鮮やかに表現しています。

納品後、お客様には素早い対応や出来栄えにご満足いただきました。図録の他にも、封筒や価格表、DMなどの制作をお手伝いさせていただいております。

お客様にお聞きした生の声！

こだわりが詰まった高品質な図録制作のお手伝いをいたします

このように、弊社・ナレッジクライマーでは、長年積み重ねてきた美術印刷の実績や、高品位印刷の技術を活かし、美術館・博物館の図録や印刷物のお手伝いを企画・デザインからさせていただいております。

また、これまでの数多くの図録制作の実績を活かし、画像一点一点、丹精込めて補正・分解をさせていただきます。

お客様に丁寧にヒアリングさせていただき、ご要望に寄り添いながらデザイン・印刷させていただきますので、ご興味ございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

▶ お問い合わせ
▶ 弊社・ナレッジクライマー（能登印刷）の高品位印刷