NOTO-NO-NOTE事例紹介/コラム

組版の成功事例6選!記念誌から論文集・書籍まで

  • 2024年11月19日
  • 一般印刷
  • 出版
  • 社史・記念誌

社史や記念誌、報告書、シーズ集や論文集、書籍など・・・。印刷物のほとんどには文章や写真が入っていますが、皆様が当たり前のように読んでいる印刷物には、実は読みやすいように誌面の組み方(レイアウト)に一工夫施されていることをご存知でしょうか?

誌面の見やすさや品質に関わり、レイアウト構成を決める工程のことを「組版」と言います。

⬇︎「組版」について詳しくはこちら

「組版とは? 印刷物をキレイに読みやすく品質を高くするために欠かせないもの!」

組版サムネ

弊社・能登印刷では、書籍や論文集、シーズ集、記念誌など、多くの学校・企業様や個人の方の印刷物の組版の実績がございます。今回はお手伝いさせていただいた組版事例の中から、さまざまなジャンルの6件の事例をピックアップしてご紹介いたします!ぜひ印刷物制作の参考にしてみてください。

記念誌・周年史

1.白山市立光野中学校 40周年史

表紙のイメージに合わせて、本誌では幅広い色を使用しましたが、光野中学校のシンボルカラーである紫色をメインカラーに起用し、全体を通して統一感が出るよう工夫しました。

【弊社オペレーターの声】(作業で心がけたこと)
・「写真で振り返る40年」のグラビアページでは、ページ毎にまとまりが出るように色を変えました。
・沿革を記載する「40年の歩み」では、シンボルカラーの紫色を用いて統一し、創立からの歴史を視覚的に感じてもらえるよう工夫しました。
・男女の「生徒推移」を表すグラフでは、性別にとらわれない中性的な色を選びました。
・「校訓・校歌・応援歌」「実行委員会・歴代校長一覧」を紹介するページでは、伝統と歴史を感じられるデザインを心がけました。

【お客様の声】
インパクトのある表紙が印象的です。中身もコンパクトにまとめていただきました。

研究報告書

2.日本発達心理学会 ソーシャル・モチベーション研究 Vol.12

本文の柱作成にあたり、柱の内容は本文と連動することから、Adobe InDesign の「テキスト変数」や「セクションマーカー」の機能を活用し、自動的に作成・更新しています。アプリケーションの機能を活用することで、効率的かつ更新漏れのリスクを低減することができます。

また、データ原稿では著者によって句読点の表記が「、」「。」、「,」「.」と不規則であったことから、すべての句読点を「,」「。」に変換し、冊子全体の統一を図りました。

【作業で心がけたこと】(当社オペレータの声)
約2年かけて五月雨で入稿だったため、体裁や文字の表記が変わらないよう記録を残して品質を保つようにしています。また、著者ごとに校正したものを一冊の本として見たときに不自然な箇所が無いかを確認し、認識した範囲でお客さまへ発信させていただきました。

論文集・シーズ集

3.神戸大学 様 神戸法学雑誌 第73巻 第3号

神戸法学雑誌

本文のフォントには多言語に対応できるよう半角欧文に欧文フォント(Times New Roman)を登録した合成フォントを使用しています。欧文フォントは和文フォントに比べてやや小さめにできています。そのため、和文フォントの中に欧文が挿入されても違和感がないよう、フォントサイズやベースラインを調整した合成フォントを論文用に作成しています。

⬇︎詳しくはこちら!
https://www.notoinsatu.co.jp/works/6323162/

4.神戸大学 様 六甲台論集 第70巻 第1号

六甲台論集

Word上で使用されている「ボールド(太字)」「イタリック」「脚注」等、数多くの属性が使用されていることから、弊社独自のシステムでテキスト整理を行うことで、漏れなく、また効率的に作業しました。

⬇︎詳しくはこちら!
https://www.notoinsatu.co.jp/works/6323168/

出版・書籍

5.出版『国家権力による虚構 -「泊・横浜事件」と「大逆事件」』(細川嘉六ふるさと研究会 発行)

国家権力による虚構

約百年前の「大逆事件」と「泊・横浜事件」に通底する背景を捉えることで、言論弾圧の実態を知るとともに、再び繰り返すことの無いようにと願って企画・出版。原稿は完成度が極めて高いため、よりよく読者にお届けすることを使命として、写真や図版を適格に配置するよう心掛けました。

⬇︎詳しくはこちら!
https://www.notoinsatu.co.jp/works/6323750/

ガイドブック(自動組版)

6.株式会社のうか不動産 様 「金沢ひとり暮らしガイド2024」

当ガイドブックは自動組版システムを活用。登録したエリアごとに色が変わるようにシステムを構築し、エリアごとの情報が分かりやすいように工夫しました。物件ごとに番号が割り振られており、その番号に合わせて素材を登録することで、画像や図面が自動的に組まれます。

⬇︎自動組版について詳しくはこちら!

組版作業を含む印刷物制作は石川県の印刷会社・能登印刷へお任せください!

弊社・ナレッジクライマー(能登印刷)は、中小企業の中でも大きな規模のDTP・制作部門を携えており、部門総勢37名と人員が多く、迅速な対応が可能であることが特長です。

万全な体制で誌面の制作・組版を行っており、クオリティーの高い印刷物制作のお手伝いをさせていただいております。

また、組版だけでなく画像処理にも専任者がおり、美術館の図録やカタログ等といった、高品質が要求される画像処理にもしっかりと対応いたします。

読みやすく美しい書籍や冊子をつくりたい方、文字組版に強い会社をお探しの方、文字組版の品質・短納期を求める方は、弊社HPお問い合わせフォームより、ぜひお気軽にご相談ください。

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