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企業の採用活動のカギとなるインターンシップとは? 基本のキからすべて分かる!

  • 2024年7月18日
  • 採用

インターンシップとは?

Table of Contents

採用活動において耳にすることが多くなった「インターンシップ」。ほとんどの学生が就職活動の一貫として参加し、現在、多くの企業でインターンシップからの新卒採用が増えてきています。弊社においても、インターンシップを経験した学生の約7.5割が採用につながっています。

インターンシップといっても、ただ「就業体験」をさせるだけではありません。採用活動において良質な母集団形成に必要不可欠なものであり、ミスマッチの防止、集客や選考の効率化など様々な効果をもたらします。弊社でも、インターンシップを経験している学生は内定辞退や早期退職が起きるケースが少ない統計が出ています。

近年は就職活動の早期化が進んでおり、それに合わせて多くの企業の採用活動が早め早めの走り出しとなっています。早期から選考を行い、いかに優秀な人材を囲い込むか、といった場合にカギとなるのが「インターンシップ」です。

今回は、インターンシップ開催にあたっての基本から、企画のアイデアや流れまで、余すことなくご紹介します!

学生の大半が大学3年次の夏前から就職活動を始めています。

企業が採用活動で抱えている課題とは?

新卒採用において、中小企業を含む多くの企業からは、以下のようなお悩みや声をお聞きします。

・就職イベントに出展しても学生の集客が思うように見込めない
・企業名だけでは企業のイメージが伝わりづらく学生に興味を持ってもらえない
・あまりエントリーに誘導することができない
・求職者とのミスマッチが起き、早期離職に繋がってしまう
・欲しい人材が集まらない
・内定の辞退者が多く発生してしまう
・新卒採用を積極的に行いたいが何からすればいいのか分からない
・採用担当者が採用に不慣れだったり、他の業務と兼任しているため、採用に時間を割くことができない

採用担当になったばかりで何をすればいいか分からないといったケースや、採用でうまく集客できないといったお悩みをよくお聞きしますが、そういった採用担当者様にぜひ導入活用、そして見直しをしていただきたいのが「インターンシップ」です!

インターンシップを開催する目的やメリットや効果とは?

3年以内の就職活動経験、または就職活動中の方を対象にした調査では、9月の段階でインターンシップに参加した方が81パーセントにものぼりました。

今では多くの就活生や求職者が参加するインターンシップ。企業がインターンシップを開催するメリットとして、次のことが挙げられます。

会社の雰囲気や魅力、業務を十分に知ってもらうことができる

企業説明会や採用サイトだけでは伝わらない、企業の魅力をリアルに伝えることができます。インターン参加によって学生の経験にしっかりと刻み込まれるため、入社への意欲や志望度の向上をはかることができます。

働くイメージを持ってもらうことでミスマッチを防ぎ、入社後の離職率を下げる

入社してから「思っていた会社と違った」ということは実際によくあるのが事実です。インターンシップを通して、入社する前に実際に自分の目でイメージとのすり合わせを行い、働くイメージを持ってもらうことで早期離職の防止に繋がります。

企業イメージや認知度を高めることができる

インターンシップのプログラムが他と差別化できていたり、ユニークなものであったり、学生に対してのフォローが手厚く好評をいただくと、話題になることも少なくありません。企業イメージや企業の認知度アップに繋がり、応募数の増加や今後の採用活動の集客に良い影響をもたらします。インターンシップの内容充実は、採用ブランディングにも効果的です。

中長期のインターンでは、インターンシップ中の働きを通して、優秀な人材を見極めることができる

インターンシップの開催によって、3月1日の採用情報解禁を待たずして学生にアプローチすることができます。また、中長期インターンに参加するキャリア意識の高い学生と接触できたり、インターンを通して活躍した優秀な学生を早期採用に案内することができたりと、開催しない理由はないほどメリットは盛りだくさんです。

インターンシップ中のグループワークなどでは、面接だけでは分からない学生の適性や人柄、主体性、協調性、リーダーシップなどを見ることができ、採用担当側が学生の働くイメージを膨らませ、見極めやすいという利点もあります。

就活生の志望度向上をはかれる

2025年卒の学生アンケートによると、インターンシップに参加した企業の本選考に応募したいと回答した学生はなんと94パーセント。インターンシップを開催することで、学生の志望度を上げ、選考へ誘導しやすくなるため応募数の増加にも繋がります。

夏までに取り組むべき企業の採用活動

インターンシップとは? インターンシップの種類は?

インターンシップとは、ざっくりと言えば学生が企業などで「就業体験」をすることです。一概にインターンシップといっても様々な種類があり、大きく3つに分けることができます。

タイプ(1):会社説明・セミナー型(1日〜短期)

→ 主に、就活生向けのインターンシップ。「短期インターン」に分類されます。

タイプ(2):プロジェクト型(短期〜中期)

→ 主に、就活生向けのインターンシップですが、学年不問のケースも。「短期インターン」に分類されます。

タイプ(3):就業型(長期)

→ 主に、1〜3年生(前期まで)、もしくは就活後の4年生向けのインターンシップ。「長期インターン」に分類されます。

中には「採用直結型インターンシップ」といった、採用活動にそのまま活かすことができるインターンシップも。ここからさらに分類されるインターンシップについて、詳しく解説していきます。

■ タイプ(1):会社説明・セミナー型(1日〜短期)
オープンカンパニー(1dayインターンシップ)

2025年卒からインターンシップのルールが改正となり、従来「1dayインターンシップ」と呼ばれていた、1日だけで完結する就業体験や説明会、ワークショップのことを「オープンカンパニー」と呼ぶことになりました。

1日だけで気軽に参加できることから学生人気が一番高いのもこのプログラムとなっており、就業体験というよりは、主に会社説明や会社見学など、企業や業界について理解を深めてもらうプログラムで開催します。

1日とは言いますが、半日や、短いものだと2、3時間でサクッと終わるものも多いようです。

代表的ケース 企業・就職情報会社や大学キャリアセンターが主催するイベント・説明会
学生にとっての目的 企業・業界・仕事を具体的に知る
実施時期 学士・修士・博士課程の全期間(年次不問)
実施期間 基本的に1日
就業体験の有無 基本的になし

キャリア教育(2~3days インターンシップ)

キャリア教育は、企業が開催するケースでは2~3日間のインターンシップとして行うことが多いプログラムです。1Dayインターンより少しレベルアップした「仕事体験グループワーク」などが行われることが多く、仕事を擬似的に体験し、その業界や企業の仕事のイメージを掴ませます。

ちなみにキャリア教育には、大学などが授業・講義などでキャリアについて取り上げるといったケースもあります。

代表的ケース 主に、企業が実施するワークショップなどのプログラムや、大学が主催する授業・産学協働プログラム
学生にとっての目的 自らのキャリア(職業観・就業観)を考え、企業理解を深める
実施時期 学士・修士・博士課程の全期間(年次不問)
実施期間 基本的に2日~3日が多い
就業体験の有無 任意

5days ~ 1 weekインターンシップ

5日間から1週間かけて行われるインターンシップのプログラムです。基本的に内容は2~3daysインターンシップと同じような「仕事体験ワークショップ」ですが、2~3daysのものよりもしっかりと期間をかけて行うため、難しい内容の課題を設定することが多いです。企業理解をより深く得られるという特徴があります。

代表的ケース 主に、企業がCSRとして実施するプログラムや、大学が主催する授業・産学協働プログラム
学生にとっての目的 自らのキャリア(職業観・就業観)を考え、企業や業界理解を深める
実施時期 学士・修士・博士課程の全期間(年次不問)

企業が行う場合は時間帯やオンラインの活用などが学業との両立に配慮

実施期間 5日~1週間
就業体験の有無 任意

■タイプ(2):プロジェクト型(短期〜中期)
プロジェクト型短中期インターンシップ

プロジェクト型のインターンシップは、5名~10名程度の学生でプロジェクトチームを組み、企業から与えられた課題に取り組むというものです。企画の立案や問題解決策の提案、システム構築など職種や業種、企業によって様々ですが、実務に近い就業体験が行えることが特徴です。期間は2週間から1カ月など企業によって異なります。

こちらのプログラムでは、「採用直結型」として参加した学生を早期選考に呼ぶ企業が多いようです。

代表的ケース 主に、実務に近い課題をプロジェクトを組んで取り組む
学生にとっての目的 課題を通して職種や業界・企業の理解をより深める
実施時期 主に就活生、年次不問の場合もある
実施期間 1週間~1ヶ月
就業体験の有無 有り

■タイプ(3):就業型(長期)
就業型長期インターンシップ

上記で述べたインターンシップとは違い、実際に現場のプロジェクトに配属され、実際の職場で他の社員と一緒に働きながら実務体験を行うことができるのがこのインターンシップの特徴です。企業によっては営業やSEなど職種を選ぶことができ、学生が興味のある職種の業務について、リアルに体験しながら理解を深め、向き不向きを定めることができます。中には給与が発生するものもあります。

就業型は数ヶ月から半年、長いものだと1年以上と非常に期間が長いです。「採用直結型」とする企業も多く、この長期のインターンシップを通して業務知識を身につけて活躍した優秀な学生を、そのまま採用しやすいなどのメリットがあります。

代表的ケース 実際の業務を実際の職場で社員と共に取り組む
学生にとっての目的 その仕事に就く能力が自らに備わっているか見極める
実施時期 主に1~3年生の長期休暇期間や就活後の4年生など
実施期間 2週間~半年など
就業体験の有無 有り
インターンシップの様子

弊社・能登印刷のインターンシップの様子

■「実施時期」別に見たインターンシップの種類

・夏インターン:7~9月(学生の夏期休暇期間)に実施

夏インターン参加者から早期選考を行う場合は、11~12月頃に選考・面接を行い、早くて年内、おおよそ1月頃までには内定を出す企業が多いです。近年、夏から就活を始めている学生は多くなっており、夏のインターン参加を促す学校も増えています。

優秀な人材を早々に確保するには、夏のインターン開催が重要なポイントとなるでしょう。

🔽勝負の分かれ目となる夏のインターンシップについてこちらで詳しく紹介しています

夏までに取り組むべき企業の採用活動

・秋冬インターン:10~2月(学生の夏期休暇明け〜採用広報解禁前)に実施

秋冬インターン参加者から早期選考を行う場合は、1~3月頃に選考・面接を行い、3月頃までには内定を出す企業が多いです。

いずれにせよ採用情報解禁前に優秀な学生や、特に入社意欲の高い学生を獲得することができるので、夏には間に合わなくとも、1度は秋冬インターンを開催しておきたいところです。

■「実施形式」別に見たインターンシップの種類

・対面型インターンシップ

従来からお馴染みの、会社に学生が来社し社員と対面で行うインターンシップです。会社の雰囲気を自分の目で見て感じることができるほか、様々な社員と実際に対面で話すこともできるため、働くイメージを一番持ちやすく入社意欲も高まりやすいという特徴があります。

・オンライン型インターンシップ

コロナ禍によって主流になった、ZoomやWeb会議システムなどを用いて行うオンラインのインターンシップです。遠方からでも、学生の授業の合間などでも気軽に参加することができるというメリットがあります。基本的には会社説明やグループワークを行う企業が多いです。

企業がインターンシップにおいて抱えている課題とは?

実際にインターンシップを開催することになった際、企業の方がぶつかるお悩みで多いのが、下記の項目になります。

・就活が早期化しているためインターンシップを行いたいが、何からすればいいか分からない
・どんなプログラムを組めばいいか分からない
・優秀な人材の確保の仕方が分からない
・コストや労力をかけてインターンを開催したところで本当に集客が見込めるのか不安

そこでここからは、学生がインターンシップに参加する目的や、学生が求めているインターンシップを抑えながら、どのように企画していけば良いのか詳しく見ていきましょう。

学生が求めるインターンシップとは?学生のインターン参加目的とは?

インターン開催にあたって、せっかくなら学生が興味を引くようなインターンを企画したいものです。学生はなぜインターンに参加し、どういったことを求めているのでしょうか。

■学生がインターンに参加する目的

・就職を希望する企業への志望度を高めるため
・志望する業界や職種を明確にするため
・本選考に有利になったり、早めに採用選考を受けたいため
・就活においての視野を広げるため
・企業理解を深めるため
・自己分析をするため

学生は、最初はどのような業界に興味があるのか自分でも分かっていないところから就活を始めます。そのため業界理解や職種理解を深めつつ、インターン参加を通して徐々に興味を広げていく傾向にあるようです。

また、インターンシップ参加から早期選考に進める可能性がある企業が多いため、早めに内定を取りたいという目的もあるとか。

■学生がインターンシップに求めるもの

これまでで学生の満足度が高かったインターンシップの特徴をご紹介します。

・丁寧なフィードバックや社員のフォローがある

業界や職種のことがあまり分からない中で参加するからこそ、社員からの手厚いフィードバックは学生の自信や、自己成長に繋がります。その企業や業界に興味が湧くきっかけになり、また企業イメージアップにも繋がるので、フィードバックはインターンシップに大事なことの一つと言えます。

・社員との交流の場が多く、気軽に質問できる

弊社のインターンシップ参加学生にアンケートを取ったところ、インターンシップの中で一番ためになったプログラムに多くあがったのが「先輩社員との座談会」でした。先輩社員に業務のことだけでなく、働き方や就活時代のことなどを質問し、ざっくばらんに対談できる点でとても人気が高いコンテンツです。

・対面で開催され、社内の雰囲気がよく分かる

弊社インターンシップ参加学生に話を聞いてみたところ、オンラインインターンシップは気軽に参加できる利点はあるものの、やはり印象に残りやすいのは対面という意見が多く出ました。実際に会社に足を運び自分の目で見ることで、会社の雰囲気や社風、社員の人柄など多くの情報を取り入れることができ、記憶に残ります。対面の場合、企業側としても優秀な学生は目に留まりやすく印象に残りやすいという利点もあり、「対面インターンの方が有利になりそう」と考える学生も多いです。

また、企業の決め手は「会社の雰囲気」をあげる学生も多く、第一希望ではなかったとしても「会社の雰囲気がよかったので受けてみようかな」と応募につながるケースもあるため、インターンシップはできるだけ対面で行うのがベターといえます。

インターンシップオンラインか対面か

会社説明会はオンラインでの希望が多いが、インターンシップは対面を希望する学生がほとんど(ワンキャリア調べ)

インターンシップの企画の内容やトレンド・アイデアは?

インターンシップ内容のアイデアには、どんなものがあるのでしょうか。ここでは、主に2日間で行われるインターンシップを例としてご紹介します。

新規事業立案プログラム

営業や開発についての立案や、新商品の提案、現場の作業の効率化などについてアイデアを出し合い、グループワークを行ったのちにプレゼンテーション形式で発表するというものです。多くの企業で採用されているプログラムで、学生の光ったアイデアが垣間見え、企業側としても新たな発見があります。

大切なのは、その企業ならではの要素や商品、事業を取り入れること。他の企業との差別化をはかり、できるだけ実務に近いものを体験してもらうために、課題には独自性を持たせるのがベストです。

(例)

・発行している「○○」という媒体をどうしたら広くお客さんに周知できるかの広報案を考える
・「○○」という商品のPR動画を作る
・当社で販売する子どものための新商品案を考える
・○○業界を大きく伸ばすための新規事業を考える
・実際のお客様のお悩みを解決する案を考える

営業同行

実際に営業に同行し、営業活動を肌で感じてもらうプログラムです。営業がどんなことに気をつけているのか、どのような切り口で話を進めているのかを間近で見ることができるため、営業志望の学生には大きな学びに繋がります。

弊社では、実際に取材に同行した後、Webサイトの簡単な記事を執筆する、といったインターンシップも過去に行いました。

営業同行

アイスブレイクゲーム:ペーパータワーゲーム

インターンシップが始まって間もない時は、初対面の学生同士が集められているため、どうしても緊張して空気が固くなってしまいがち。これからの業務体験を円滑に進めるためにも、アイスブレイクゲームは効果的です。

弊社・能登印刷のインターンシップで行ったゲームの一つに「ペーパータワーゲーム」があります。チーム対抗でA4サイズの紙を高く積み上げ、制限時間内により高く積み上げた方が勝ちというシンプルなゲームです。

弊社のインターンシップでは、初対面の学生同士も和やかに話し合いながらペーパータワーを作り上げ、空気が和み非常に盛り上がりました。おすすめのアイスブレイクゲームです。

インターンシップペーパータワー

会社見学

対面インターンシップならではのプログラムでこちらも学生に人気。どの部署にどんな人が働いていて、オフィス環境はどんな感じなのか、企業の中を実際に見て回れる機会は少ないため学生は興味津々です。

企業の強みや、その企業ならではの商品や設備を見せながら説明をすると、より学生の印象に残るでしょう。

先輩社員との座談会

インターンシップでお馴染みの座談会。5人ほどのグループに分かれ、グループごとに1~2人の若手社員がつくことが多いです。学生とざっくばらんに対話をし、時間ごとに区切って社員をローテーションさせます。弊社インターンシップのアンケートによると、学生はより多くの部署の社員と接点を持ちたい傾向にあるため、参加する若手社員はできるだけ広い範囲の部署や職種からオファーすると良いでしょう。

オンラインでのインターン

先ほど、対面のインターンをおすすめすると述べましたが、ライトに企業説明を聞いてもらいたい、少しの時間でも企業について知ってほしい、といった企業様はオンラインも随時活用するといいでしょう。学生が合間を見つけて気軽に参加でき、ハードルはとても低くなるため、近年のトレンドといえばオンラインインターンと対面インターンを日にちをずらしながら適度に開催するケースが多いです。そうすればニーズに合った学生を集客することができ、インターンシップをより有効活用することができます。

インターンシップ企画から開催までの流れは?

インターンシップの企画をきめ、開催するまでのおおよその流れは以下の通りです。

1. インターンの目的とターゲットを明確化する

なぜインターンシップを開催したいのか、どういった学生を集めたいのか、実施する目的とターゲットを明確にしましょう。

(例)

・早期にキャリアへの意識が高い学生と出会い、興味関心を持ってもらう
・業界のマイナスイメージを払拭し、自社イメージの向上をはかる
・適性がより高い人材を見極める

また、企業にマッチングする学生はどんな学生か、できるだけ具体的にペルソナを描くことも大切です。このターゲティングは、インターンシップに限らず今後の採用活動にも重要となるため、インターンの時期からしっかりと定めておきましょう。

(例)

県外の○○大学在学の男の子。趣味はスポーツサークルへの参加。好奇心旺盛で、人と関わることが好き。地元が好きで、地元に根付いた企業への就職を考えている。

2. インターンを通じて学生に伝えたいポイントをまとめる

特に何を学生に伝えたいか、以下の4点「企業分析の4P」を意識しながらあげていきます。

・Philosophy(理念・目的):自社が掲げる理念やビジョン、目的などに関する魅力
・Profession(仕事・事業):自社が行っている活動や業務に関する魅力
・People(人材・風土):従業員と接することで感じられる人柄や雰囲気に関する魅力
・Privilege(施設・待遇):組織に属することで得られる処遇や特権に関する魅力

3. 具体的な企画や開催時期や期間を決める

以下の3点について具体的に内容を固めていきます。

【開催時期】
夏インターンなのか? 秋冬インターンなのか?  1、2年生を対象としたインターンなのか?

【開催期間】
1dayインターンなのか? 2、3日かけて行うのか? 長期インターンなのか?

【内容】
どのような内容のインターンシップを行うか?開催期間に合わせて、1日のスケジュールを作りながら考える

・業務体験
・グループワーク
・職場見学・現場同行
・セミナー
・座談会
・フィールドワーク

など

4. 今の学生の動きに合わせて年間のスケジュールを組む

具体的に1年間の採用活動のスケジュールを組みます。インターンシップの広報はいつから、どこで行うのかも早めから決めていき、集客するための最善の方法を尽くしていきます。今の学生がどのように就活を進めているのか、しっかりとリサーチしながら進めていきましょう。

インターンシップ

学生の企業への最初のエントリー(インターンシップへの申し込み)は、大学3年の6月に集中しているため、それまでに夏のインターンの準備を終えたいところ。

🔽夏のインターンシップについて、詳しくはこちらをご覧ください。

夏までに取り組むべき企業の採用活動

インターンシップにかかる費用は?

インターンシップにかかる費用は、ざっくりと以下のものが挙げられます。(学生への給与が発生する場合を除く、無償インターンシップの場合)

【内部コスト】
・(支給する場合は)学生への交通費・宿泊費

・文房具などの備品
・飲料水や、昼食を準備する場合はお弁当代など

【外部コスト】
・広告求人費

・(会場を借りる場合は)会場費
・インターンシップで配布する会社案内パンフレット 
など

インターンシップの規模によってかかる費用は変わってくるため、どこを抑えてどこにお金をかけるのかを相談する必要があります。

インターンシップの開催事例

■能登印刷株式会社 冬の1DAYオープンカンパニー

弊社・能登印刷では昨年度、25卒学生向けに冬の1DAYオープンカンパニーを実施しました。

オープンカンパニー

【プログラム】
会社概要説明

工場見学
アイスブレイク
体験(ワークショップ)
プレゼンテーション
フィードバック
先輩社員との座談会

「能登印刷で「情報価値プロデュース」を体験するオープンカンパニー」と題し、ワークショップでは「情報発信」という仕事やその考え方を体験していただき、学生の皆さんの企業研究や業界研究の参考となるようなプログラムを開催。

チームごとにお題の商品を売り込むための新しいターゲット層を考えてもらい、そのターゲット層に響くInstagramのリンク広告を制作し、プレゼンテーションを行っていただきました。

プログラムの最後には、若手社員との座談会を通じ、実際に能登印刷で「働く」ことへの理解を深め、終始和やかな雰囲気で活発に質問が飛び交っていました。

🔽弊社・能登印刷のインターンシップについて詳しくはこちら

https://knowledge-climber.recruit-site.biz/news/2055/

■能登印刷株式会社 夏のインターンシップ2DAYSキャリア教育プログラム

弊社・能登印刷では昨年度、25卒学生向けに夏の2daysキャリア教育インターンシップを実施しました。

キャリア教育

【プログラム】
会社概要説明

工場見学
アイスブレイク
ランチタイム
体験(ワークショップ)
プレゼンテーション
フィードバック
先輩社員との座談会

当キャリア教育は「情報発信のサポートを体験する2日間コース」。自社メディアである就活情報誌「Be Connect with」の学生認知度をアップさせるプロモーション施策を企画し、提案するプログラムを行いました。

初日に会社説明と工場見学を行った後、インターン生同士の親睦を深めるため「ペーパータワーゲーム」でアイスブレイクを行いました。グループで試行錯誤しながらペーパータワーを建設し、PDCAサイクルを回すという目的で、反省会の末行われた2回戦では、見事どのチームも記録を大きく伸ばしていました。

その後、メインテーマである「Be Connect withの学生認知度アップ」のため、「Be Connect with」や能登印刷の採用支援事業の説明の後、グループごとに「Be Connect with」の施策をデジタル・アナログ関わらずに考えてまとめ、プレゼンテーションを行っていただきました。

好評の座談会も開催し、先輩社員の思わぬ就活エピソードも。盛況の中終了したインターンシップでした。

🔽弊社・能登印刷のインターンシップについて詳しくはこちら

https://knowledge-climber.recruit-site.biz/news/1847/

記事のまとめ

・インターンシップは会社の雰囲気や魅力、業務を十分に知ってもらうことができる!
・働くイメージを持ってもらうことでミスマッチを防ぎ、入社後の離職率を下げる!
・インターンシップ中の働きを通して、優秀な人材を見極めることができる!
・インターンシップ参加を通して、就活生の志望度向上をはかれる!
・インターンシップには短期から長期まで様々な種類があるので、自社にあったものを選ぶ!
・対面インターンシップが企業側も学生側も双方が記憶に残りやすく、効果が出やすい!
・学生がインターンシップに求めるものは、社内の雰囲気がよく分かることと自己成長につながること、そして選考に有利または直結すること!

インターンシップの企画やその他の採用活動のお手伝いをいたします

弊社・ナレッジクライマー(能登印刷)では、インターンシップの企画のほか、採用ブランディングや採用ツールなど、お客様に合わせて採用活動を丸ごとサポートさせていただいております。

インターンシップに使用する採用パンフレットや採用動画、会社説明動画や会社説明のスライド資料制作、インターンシップ集客のためのポスターやチラシ制作など、全てをまるっとお手伝いさせていただくことが可能です。

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採用でお困りの企業様、インターンシップを開催したいけど何をしたらいいのか分からないといったお悩みをお持ちのお客様は、一つひとつヒアリングしながら採用活動やインターンシップをサポートしますので、まずはお気軽にご相談ください。

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